地域包括ケア病棟(病床)とは
急性期の治療を終了し、病状が安定した患者様に対して、在宅復帰に向けた医療管理、リハビリ、退院支援など効率的かつ密度の高い医療を提供するための病床で、当院では11床開設しています。
地域包括ケア病棟(病床)の3つの役割
1.急性期病院からの受け入れ
2.在宅、生活復帰支援
3.在宅や介護施設で生活している方の緊急時の受け入れ
地域包括ケア病床のイメージ
医師や看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などのリハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー等が患者様やご家族と協力し、在宅復帰に向けた積極的な支援を行っていきます。
入院できる期間は地域包括ケア病床に入院後「最長で60日」となります。
対象となる方は
入院の対象となるのは次のような方です。
① 入院治療により状態は改善したが、もう少し経過観察が必要な方。
② 入院治療により症状が安定し、在宅復帰に向けてリハビリテーションが必要な方。
③ 在宅での療養準備が必要な方。
④在宅や施設入所中の方で状態が悪化したときやレスパイトが必要な時。
当院では主に急性期からの紹介となる①〜③の他、地域の在宅医療の後方支援としての④を重視しております。発熱、肺炎、脱水や圧迫骨折、廃用によるADL低下など、在宅医療を担う地域の先生方やケアマネジャー、介護施設からのご紹介を積極的に受けています。「担当している利用者さんのADLが落ちてきているので集中してリハビリが出来ないだろうか」「発熱で栄養状態が悪化している、入院させて管理したいが...」そんな時には、是非お気軽にご相談下さい。
費用は?
入院費は『地域包括ケア入院医療管理料1』を算定し、投薬料・注射料・検査料・画像診断料・リハビリテーション料・各種指導管理料等の多くの費用が包括となります。
※食事代の費用など保険診療給付対象外の費用は含みません。
1ヶ月の医療費の負担上限額については一般病棟の場合と同様になります。
ご不明な点は、医療相談室までお問い合わせ下さい。